ふそうエアロスター修理事例です。
損傷個所です。かなり鋭角な凹みですが、運良くガラスはぎりぎり避けていました。
損傷個所はそこまで広くないものの、広範囲に波及があり、ガラスの際の部分
まではっきりと損傷が確認できます。
ガラスを外したところです。やはりインナーパネルにも損傷が及んでいます。
バスのパネルはその大きさ故、乗用車のパネルの数倍厚くできており、板金
の難易度も高く、時間もかかります。
なのでここまでの損傷となると、本来リヤピラー交換といきたい気持ちもあり
ますが、部品が乗用車の様にすぐに入荷できない場合が多く、交換になると
部品代等で修理費がかなり高額になってしまうということもあり、今回は板金で
修理いたします。
パネルがとても厚く硬い為、引き出しも大変です。
溶接→引き出し
という作業を根気よくまんべんなく繰り返していきますが、ちょっとした
高所作業なので安全面にも気を遣います。
何とか形になり、パテ作業です。
インナーパネルです。
バスの外からは見えませんが、車内からは丸見えな個所なのでこちらも丁寧に
板金致しました。
サフェーサー後です。
ラインもきっちり出ていますし、ガラスもしっかりと取り付けられそうです。
塗装をして作業終了です。
ガラスも隙間なくきっちりと取り付けられました。
室内も損傷はわからないと思います。
このようなケースですとやはり修理費は高額になってしまいますが、
リヤピラー交換の場合より費用も抑えられますし、部品待ち等の日数
もございませんので、実費修理ご希望の場合にはなるべく直せるものは
直して、お客様のニーズにお応えできればと思います。